夏「飛魚」

松江の人は、皿盛で子持のアゴが、魚屋の店先に並ぶと、

「夏を感じる」という。

また、博多ではハレの日に食べる習慣があり、

「アゴ(飛び魚)がないと正月がこない」と言われるくらい、

お雑煮には欠かせない魚。

関東よりも、西日本の人に好まれている魚である。

季語も旬も夏。

サッパリした白身は刺身で美味。

酢締めにしても美味しい。

焼いて干し上げたものをダシ等に利用。

濃厚で美味しいダシがとれる。

くさやにも利用される。

私はムロアジよりもトビウオのくさやの方が好きだ。

トビウオが水上を飛ぶのは、敵から逃れたり、船などに驚いた時、

寄生虫のカユミのため等諸説あります。

飛行距離は、普通100m~200mで、最高400m程度飛んだものもあるという。

高さも、最高で10mにおよぶものもある。

飛魚や 波に傾く 佐渡ケ島     加藤 湛水

旬肴芽だか家  南浦和

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